こんにちは。
今日は、神戸旧居留地で過ごす美術館鑑賞+おしゃれカフェ+居留地フォトスポットめぐりの「アートな休日」をご提案します。今日は、神戸旧居留地で過ごす「アートな休日」をご提案します。
10:00 静けさの中にひらく感性― 神戸市立博物館で、ゴッホと向き合う朝

20年ぶりにゴッホの「夜のカフェテラス」が来日しました。本来ならば、海外でしか観られないような作品を生で鑑賞できるなんて。当日は、近隣の方や海外旅行客の方で会場はいっぱいでした。

本物の、世界的名画を、近くで、肉眼で眺める。絵具のタッチ、存在感、オーラ。解説を読みながら、作者ゴッホの当時を想像する。だいすきな時間です。私、やっぱり、名画が大好きです。昔、フランスパリで観たレオナルドダヴィンチの「モナ・リザ」。まったく絵画なんて興味なかったのに、あれを観てからその圧倒的な存在感、オーラに魅了され、以降芸術にとても関心が高まりました。大好きなゴッホが神戸に来るなんて、観ないわけがありません。
静かな展示室の中で、絵画と向き合う。無言の迫力。自分の呼吸の音が少し大きく聞こえる。静けさの中に開く感性。恍惚とした時間が流れる。非日常な空間。アート鑑賞の醍醐味です。

帰りにミュージアムショップによって、可愛い雑貨に胸ときめかせました。
12:00 テラスで過ごす、心ほどけるランチタイム
― Bar & Bistro 64(バールアンドビストロ・ロクヨン)
アートの余韻を胸に、徒歩数分。
旧居留地の中心にある「Bar & Bistro 64」へ。
白い外壁にグリーンの蔦が絡む、おしゃれで解放感のあるカフェレストランです。

テラス席に腰かけると、目の前には石畳の道と洋風の街並み。
通り過ぎる人々も、なんだかみんな映画のワンシーンみたい。


おすすめは、もちもちの太麺がうれしい**「ナポリタン」**。
レトロで優しい味に、ワインを少しだけ合わせても素敵です。
ランチプレートも人気で、ボリュームがあるのにどこか軽やか。
きっとこの街の空気が、食事までおしゃれにしてくれているんでしょう。
食後のドリンクをゆっくり味わいながら、ふっと思う。
「こんなふうに“何もしない時間”って、贅沢だな。」
午前中に見たゴッホの色彩を思い返しながら、心の中で余韻を転がす。
それだけで、自分の内側にスペースができていく気がします。

13:30|フォトジェニックな街歩きへ― 旧居留地の建築に、時を感じて
ランチのあとは、旧居留地の街歩き。
ここは“神戸で一番ヨーロッパに近い場所”とも言われるほど、異国情緒が漂うエリア。
赤茶のレンガ造りやクラシックな石の柱、丸いアーチの窓。
見上げればどの建物も優雅で、100年以上前の息遣いをそのまま残しています。
おすすめのフォトスポットは「商船三井ビルディング」と「チャータードビル」。
どちらも歴史的建造物で、青空を背景に撮るとまるで雑誌の1ページのよう。

スマホのカメラを構えたら、あえて少し引きで撮るのがコツ。
空と建物と街路樹を全部入れて、風景の“余白”を楽しみましょう。
写真を撮るたびに、「この瞬間、神戸にいてよかった」と思えるはずです。
15:00|緑の中で深呼吸― 東遊園地で、ぼーっとする時間を
旧居留地から数分歩くと、心地よい緑のオアシス「東遊園地」が現れます。
2023年のリニューアルで芝生エリアが広がり、カフェやマルシェが開かれる週末も。



ベンチに座って、カフェラテを片手に空を見上げる。
海風に混じって、少し潮の香りがする。
街の喧騒からほんの少し離れたこの場所は、何もしなくても満たされる空間です。
目を閉じて、今日の一日をそっと振り返る。
朝の静けさ、絵の中の光、テラスの風、カメラ越しの街並み。
どれも特別じゃないのに、ちゃんと心が動いた瞬間たち。
それこそが、休日にしか味わえない“感性のご褒美”なのかもしれません。
16:30|帰宅、今日に感謝
夕方、ゆっくりと帰宅向かう道。
午後の光に包まれた旧居留地は、昼とは違う顔を見せてくれます。
石畳が淡いオレンジに染まり、風が少し冷たくなる。
「またこの街に来よう」
そう思えるだけで、明日からの自分が少しだけ優しくなれる気がします。
家に帰ったら、お風呂にお湯をためて、今日撮った写真を見返してみてください。
きっと、光と風と時間の中に、あなた自身の笑顔が映っているはずです。
まとめ:アートで満たされる、こころのリフレッシュ旅
神戸旧居留地で過ごすアートな一日は、
「感性を取り戻すための時間」。
- 午前は、神戸市立博物館でアートに触れる
- 昼は、テラスで優雅にランチ
- 午後は、街歩きと緑で深呼吸
- 夕方は、ゆるやかに日常へ帰る
アートが特別なものではなく、“自分を整えるひとつの方法”だと気づける日。
カメラを持って、好きな服を着て、自分のペースで歩く。
それだけで、心はゆっくりと色を取り戻します。
今度の休日、ぜひ「神戸居留地」であなた自身のアートな一日を過ごしてみてください。
それはきっと、“世界が少しだけやさしく見える”一日になるはずです。
