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いまあるもにに感謝した方が良い理由

感謝をすると気持ちが前向きに

人と比べて落ち込む、仕事で疲れた、ミスをした、自分に投げやりな気持ちになる・・

仕事、家事、人間関係。やることに追われ、自分を振り返る余裕がないまま一日が終わってしまう。
気づけば「私なんて…」と落ち込んでしまう。そんな経験はありませんか?

実は、そんなときこそ「いまあるものに感謝する習慣」が心を整える力を持っています。ここでは、なぜ感謝が効果的なのか、そして実生活で簡単に取り入れられる方法をご紹介します。


目次

感謝がもたらす3つの効果

1. ネガティブ思考のブレーキになる

人は無意識のうちに「足りないもの」「できていないこと」に目を向けがちです。感謝を意識すると、自然と「あるもの」「できていること」に視点が移り、落ち込みすぎを防ぎます。

研究例:心理学者バーバラ・フレドリクソンの「拡張-形成理論(Broaden-and-Build Theory)」によると、ポジティブ感情は注意や思考を広げ、新しい行動や人間関係を築く力を高めるとされています

このことから、

人間の脳は生存本能として「危険や不足」に敏感にできています。これをネガティブバイアスと呼びます。
感謝を意識すると「あるもの」に注目する習慣がつき、脳が自動的にポジティブな情報を拾いやすくなります。

感謝をすることでネガティブバイアスを和らげることに繋がるのです。

2. 自己肯定感を少しずつ育てる

「私はダメだ」と感じるときも、感謝を続けることで「私はこんなにたくさんのありがたいことに恵まれている人なんだ」と思えるようになり、自分を認める感覚が育ちます。

研究例:心理学者エメンズとマカラの実験(2003)では、週に数回「感謝日記」をつけた人は、自己評価が上がり、ストレスが減少し、幸福度も上昇したと報告されています。

自己肯定感が低いと「できなかったこと」「欠けている部分」に意識が向きます。
感謝を続けることで「私の生活にはこんな価値がある」「私には支えてくれる人がいる」と実感でき、少しずつ自分を認める感覚が強まります。

3. ストレスを和らげる

研究でも、感謝の習慣を持つ人は睡眠の質が良くなり、ストレス耐性も高まることが分かっています。忙しい日々にこそ、効果が期待できます。

研究例:カリフォルニア大学デイビス校のロバート・エメンズ教授による研究では、感謝を習慣にした人は、うつ症状の軽減、睡眠の改善、免疫力の向上が見られたとされています。


感謝を感じると脳内で「オキシトシン」や「セロトニン」といった神経伝達物質が分泌され、安心感や幸福感につながります。これによりストレスホルモン(コルチゾール)の分泌も抑えられることが分かっています。

忙しい女性でもできる「感謝習慣」の取り入れ方

1. 感謝リストを作る(1日3つ)

寝る前にスマホのメモアプリや手帳に「今日ありがたかったこと」を3つ書きましょう。
例:

  • 同僚がさりげなくフォローしてくれた
  • お気に入りの紅茶でリラックスできた
  • 電車で座れた

書き出すことで、頭の中の小さな喜びを可視化できます。

2. 「ありがとう」を口に出す

人に対しても、物事に対しても、声に出すことがポイントです。

  • 「ありがとう、助かった!」と同僚に伝える
  • 美味しいご飯に「ありがとう」と心の中で呟く

声にすることで、自分自身もポジティブな影響を受けやすくなります。

3. 朝の1分感謝タイム

出勤前や朝食のときに「今日ありがたいこと」を1つだけ思い浮かべましょう。
例:

  • 健康で起きられた
  • 天気が良い
  • コーヒーの香りが心地よい

1分でできる習慣は、忙しい人にこそ続けやすいです。

4. 感謝を「見える化」するアイテムを置く

机やリビングに「感謝ノート」「ありがとうポストイット」などを置き、気づいたときに書き足すのもおすすめです。後で見返したときに、自分を支えてくれます。


まとめ

感謝は単なる気休めではなく、心理学的に効果が実証されたメンタルトレーニングです。

感謝は特別な人だけができることではなく、毎日の中で誰でも実践できる習慣です。

  • ネガティブ思考のブレーキになる
  • 自己肯定感を育てる
  • ストレスを和らげる

そのためにできることは、とてもシンプルです。
「感謝を3つ書く」「ありがとうを言葉にする」「朝の1分感謝タイム」

完璧を目指す必要はありません。小さな感謝を積み重ねることが、あなたの心を少しずつ軽くしていきます。

今日から、無理のない一歩を始めてみませんか?

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